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ポニーキャニオン
グループ:DVD
ランキング:737
価格:¥ 3,617
発売日:2010-03-03
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カスタマーレビュー ![]()
フェイドアウトが心に染みました。
(2010-03-04)
新文芸坐の特集でみました。みてよかったです。昔、
『ヒポクラテスたち』(大森一樹)の新聞評で、「ひとは
誰でも一度は傑作を書くことができる。それは自分自身
のことを書いたときだ。」という言葉がありました。本作
の原作もそれにあたるでしょう。「女の子版『スタンド・バ
イ・ミー』」というキャッチコピーにも嘘はありません。
これはよかったからこそなのですが、少し注文が付け
たくなりました。低所得や片親という家庭事情、そして
心ならずも家族の死や逮捕などに人生を狂わされたま
ま大人にならざるを得ない三人の女の子の悔しさと辛
さ、それは分かりました。けれども、少女時代の主人
公が優等生を嫌う態度や夜を徹しての彷徨など彼女ら
の行動が十分に客観化されず、彼女らを引き合う親近
感の中身が必ずしもはっきりしませんでした。だから、
亡くなった義父をよく知らなかったことを主人公が「情け
ない」と言い、そしてきいちゃんに「嫌いだから出て行
け」と言われるそれぞれの言葉に重みがあまり感じら
れず、感動が中くらいで留まったような気がします。
それにしても、本作に登場する男たちはろくでなしば
かりでした。どんな理由があるにせよ、女性を殴るなん
てサイテーです。男は所詮「できそこない」(福岡伸一
先生の言葉です。)、せめて女性達にやさしく尽くすぐ
らいはできるはずです。そうしましょうね。
負の連鎖を断ち切るために
(2010-02-10)
この映画、作るのとても大変だったと思います。主役が3人1役、その親友2人(どちらも存在感たっぷり)も2人で1役。子供の頃から格差社会の底辺で生きる少女時代と現在の漫画家としてスランプを抱えてしまった主人公の回想物語です。でも決して女性向けだけに作られたモノではなく原作・製作は女性でも脚本・監督は男性でどちらの方が見ても共感できるようになっています。
話の舞台は愛媛県がほとんどですが、果たして三方を山で囲まれ急勾配で下りると海がある町で生きる少女達の見る空は果たして本当は広いのか狭いのか?義父が口癖のように言う「お前は他の子とは違う」という言葉の真の意味は?警察署から帰るときの出口、高校時代描いた絵と東京から戻って再び画を見る時の変化の少なさと時間の長さ等、深読みしたらキリがなくりそうです。少女達は通学路以外舗装された平らな道を歩くシーンが少ないのも印象的です。それでいて明るい色の服を着せてもらえるので閉塞感を和らげてくれますが服装だけで水商売だなぁと分からせてしまうシーンもあります。セリフにも「今度のダンナは…」と言うセリフで「あ〜この人2回以上結婚してたんだ」とか、寂れた地方空港と深津絵里を写して背後に「〜YAMA」とみせて「松山空港に着たんだ」とさりげなく伝えて説明過多にならない描写が続きます。
この映画はなんと言っても大後寿々花の存在感に請うている部分が大きいでしょう。深津絵里は語り部兼ぐ〜たらな現在の主人公を演じてます。大きな映画館で大ヒットという作品ではなく小粒でも良い映画が見たい人向けです。
喰わず嫌いはもったいない秀作!『女の子ものがたり』だけど、男でも感動!
(2009-12-24)
この作品、深津絵里さん主演の作品ということで、気になって劇場で観ました。
タイトルが『女の子ものがたり』なのでちょっと躊躇もしたのですが、結果大満足!
男でも、若い子でも、ご年配の方でも、誰が観ても楽しめる感動物語でした!
主人公が成長していく過程が3世代に渡り描かれており、懐かしくもあり、これからも「頑張っていこう!」という希望も抱かせてくれる内容。
どの世代のコたちも非常にいい味を出しており、深津絵里さんはもちろんなのですが、大後寿々花さんや波瑠さんなども素晴らしい演技をしていたと思います。
そしてそれと絡んでくる音楽がいい起伏を生んでおり、とても観やすく、自分の感情も感動の中に都度都度持っていかれる感じです。
タイトルで喰わず嫌いをするのはもったいない作品だと思います!
女の友情に感動
(2009-12-02)
西原理恵子の漫画は、カラフルでほのぼのタッチの絵で、とてつもなく辛辣でドギツイ話が展開し、でもラストにはじんわり、ウルウルさせる。っていうイメージがあるのですが、本作は、そのイメージどおりのお話でした。
タイトルから受ける印象はとても可愛らしいのですが、『貧乏』『DV』『ヤンキー』等々、あぶないキーワードのオンパレード。まさしく西原漫画のテイスト。(笑)
「どこかに私のこと、全部好きな子がきっといますように」と、親友を求め続けた子供時代。高校生になり、友情を育み、バラバラになることを恐れ、3人でどこか遠くに行きたいと願う。でも、気付けばナツミは、都会で仕事に追われ、スランプに悩まされ、恋人も友人もいない大人になっていた...。
“大人になりきれない大人の女”が、それまで避けてきた自らの過去に、ある日正面から向き合い、“友だち”とのかけがえのない日々を、もう一度自分の記憶の中で辿り、そして、人生の新しい1歩を踏み出すというもの。
女の子同士の友情なんてのは、その場限りの通り一遍のもの、という偏見がありますが、本作の3人は違いました。
男がイメージする”仲良しグループ”の女子たちとは違う3人の、ドライに見えて実は熱い関係性が素敵です。
ずっと友達でいたいけれど、ナツミだけでもこんな生活から抜け出して欲しいというキミちゃんの気持ちが、絵の才能のあるナツミに対し「あんたなんか大嫌いだ、もうこの街に帰ってくるな」と言い放つシーンに凝縮されていた。
女のケンカのシーンは大迫力でした。このシーンがあるからこそ、ラストがとても胸に響き切なくもなる。
高校生の時に倉庫の壁に描いた不思議な絵がポイントでしたね。小学生、高校生、大人と3時代を演じた、3人×3時代=6人の役者それぞれが素晴らしかったです。

